コロンビアのコーヒー農園と抹茶栽培実験
皆さん、こんにちは。田中翠です。今日は私がこの1年間、密かに関わってきた驚きのプロジェクトについてお話しします。コーヒーの名産地として世界的に有名なコロンビアで、なんと「抹茶」の栽培実験が行われているのです!このユニークな取り組みは、日本の伝統文化と南米の豊かな自然が出会う、とても興味深い試みなんですよ。
コーヒーの国に抹茶の新風を
「抹茶をコロンビアで?」と驚かれるかもしれませんね。実は、コロンビア中央部のアンデス山脈の標高1,500m〜2,000mに位置するコーヒーベルトと呼ばれる地域は、お茶の栽培にも適した環境を持っているのです。
コロンビアのカルダス県にある老舗コーヒー農園「ハシエンダ・エル・ベルデ」では、2年前から日本の茶栽培の専門家と協力して、抹茶用の茶樹(チャノキ)の試験栽培を始めました。この農園のオーナーであるカルロス・ロドリゲスさんは、コーヒー市場の価格変動リスクを分散させるため、そして日本文化への深い敬意から、この大胆な挑戦に踏み切ったそうです。
「私たちコーヒー農家は、気候変動や市場変動に対応するため、常に新しい可能性を探っています。抹茶は世界的に人気が高まっており、私たちの農園環境が抹茶栽培に適していることが分かったのです」とカルロスさんは語ります。
コロンビア抹茶の特徴と可能性
昨年の初収穫で生産された「コロンビア抹茶」を私も実際に試飲する機会がありました。日本の抹茶と比較すると、驚くほど異なる風味プロファイルを持っています。
コロンビア産抹茶の特徴:
– 香り:フルーティーでわずかにコーヒーに似た香りの余韻がある
– 味わい:渋みが少なく、自然な甘みが強い
– 色合い:鮮やかな緑色だが、日本産より若干明るい色調
これらの特徴は、コロンビアの土壌と気候条件によるものです。特に、コーヒー栽培に適した火山性土壌の影響が大きいと考えられています。
現在、この栽培実験には約5ヘクタールの土地が使われており、日本から輸入された茶樹の苗木約2万本が植えられています。日本の茶栽培地域(静岡や京都など)の年間平均気温が15〜18℃であるのに対し、このコロンビアの農園は年間を通して16〜20℃と安定しており、茶葉の生育に理想的な環境を提供しています。
世界の抹茶地図が変わる日
この実験的な取り組みは、抹茶の世界地図を書き換える可能性を秘めています。現在、高品質な抹茶は主に日本と中国で生産されていますが、コロンビアでの成功は、抹茶生産の新たな選択肢を世界に提示することになるでしょう。
「私たちは日本の伝統的な抹茶に取って代わろうとしているのではなく、独自の特性を持つ新しいタイプの抹茶を提案したいのです」とカルロスさんは強調します。

次回は、この栽培プロジェクトの詳細な工程と、日本の茶道家たちからの評価についてお伝えします。皆さんは、コロンビア産の抹茶を試してみたいと思いますか?コメント欄でぜひ教えてくださいね。
コーヒーの国コロンビアで始まった抹茶栽培の挑戦
私がコロンビアのコーヒー農園を訪れたのは、昨年の雨季が終わった直後のことでした。青々とした山々に囲まれた標高1,800メートルの農園で、コーヒーの木々の間に点在する緑の茶樹が、まるで異国の宝石のように輝いていたのを今でも鮮明に覚えています。
コーヒー大国での意外な出会い
「コーヒーの国で抹茶?」と思われるかもしれませんね。実は、コロンビア中央部のキンディオ県で、日本人移住者の佐藤健太郎さん(仮名)が2018年から始めた挑戦的なプロジェクトなのです。佐藤さんは元々コーヒー輸入業に携わっていましたが、日本の抹茶が世界で人気を集める中、「品質の高い抹茶をより身近に、より多くの人に届けたい」という思いから、この栽培実験を開始しました。
コロンビアのコーヒー農園が抹茶栽培に適している理由は主に3つあります:
- 標高と気候:標高1,500〜2,000メートルの高地は、茶葉の生育に理想的な環境を提供
- 土壌の質:火山性土壌が茶樹の成長と風味の発達に好影響
- 栽培技術の共通点:コーヒー栽培のノウハウが茶樹栽培にも応用可能
伝統と革新の融合
佐藤さんは京都の茶農家から取り寄せた「やぶきた」と「さえみどり」という品種の茶苗を、約2ヘクタールの試験農園に植え付けました。日本の茶栽培技術を基本としながらも、コロンビアの気候に合わせた独自の栽培方法を模索しています。
特に興味深いのは、コーヒー栽培で実践されている「シェードグロウン」(日陰栽培)の技術を応用している点です。高木を植えて適度な日陰を作り出すこの方法は、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)栽培の「覆下栽培」(おおいしたさいばい)に通じるものがあります。
「コロンビアの太陽は強烈ですから、茶樹にとって適切な環境を作るのに苦労しました」と佐藤さんは語ります。「でも、コーヒー農家たちの知恵を借りることで、少しずつ理想の栽培方法に近づいています」
栽培実験から見えてきた可能性と課題
この実験的な取り組みは3年目を迎え、初めての本格的な収穫と製茶が行われました。試作された抹茶は、専門家による評価でも「驚くべき品質」と評されています。特に、コロンビア産抹茶の特徴として以下の点が挙げられています:
- 鮮やかな緑色と強い甘み
- フルーティーな香りと軽やかな後味
- 日本産と比較して、やや強めの旨味
もちろん課題もあります。現地の農家への技術移転や、持続可能な生産体制の確立など、解決すべき問題は少なくありません。しかし、世界的な抹茶需要の高まりを背景に、日本以外での高品質抹茶生産の可能性を示す重要な事例となっています。
みなさんは、「コロンビア産抹茶」という言葉にどんなイメージを持たれるでしょうか?私自身、実際に訪れるまでは半信半疑でしたが、この挑戦が抹茶の新たな歴史の一ページを開く可能性を秘めていることを、肌で感じることができました。
コーヒー農園が抹茶栽培に適している意外な理由

意外に思われるかもしれませんが、コーヒー農園と茶畑は多くの共通点を持っています。私がコロンビアを訪れて最も驚いたのは、コーヒー農園が抹茶栽培に適した環境をすでに備えていたことです。今回は、なぜコーヒー農園が抹茶栽培の新たな可能性を秘めているのか、その理由をご紹介します。
標高と気候の絶妙なバランス
コロンビアの高品質コーヒー農園の多くは、標高1,200m〜2,000mの地域に位置しています。この標高は、実は抹茶の原料となる茶葉(特に碾茶・てんちゃ)の栽培に理想的な環境なのです。高地では昼夜の寒暖差が大きく、この温度変化が茶葉の旨味成分であるテアニン(うま味アミノ酸の一種)の生成を促進します。
「コロンビアのキンディオ地方では、朝晩の気温が15℃前後まで下がり、日中は25℃程度まで上昇します。この寒暖差が茶葉にストレスを与え、驚くほど複雑な風味を生み出すんですよ」と、現地の農業専門家フアン・メヒアさんは語ります。
土壌の類似性と微生物の豊かさ
コーヒーの木が好む火山性土壌は、茶樹にとっても理想的です。コロンビアの多くのコーヒー農園では、酸性度(pH値)が4.5〜5.5の範囲の土壌が広がっており、これは抹茶栽培に適した土壌酸性度とほぼ一致します。
さらに興味深いのは土壌中の微生物の多様性です。持続可能な農法を実践してきたコーヒー農園では、化学肥料に頼らない有機栽培が行われてきました。その結果、土壌中の微生物が豊かで、これが茶樹の健全な成長を支えることが実験で確認されています。
日陰栽培の専門知識
高品質なコーヒー豆を生産するために、コロンビアの農家はシェードグロウン(日陰栽培)と呼ばれる方法を何世代にもわたって磨いてきました。バナナの木やアボカドの木などを植えて適度な日陰を作り出す技術は、実は抹茶栽培でも重要な「覆下栽培(おおいしたさいばい)」と非常に似ているのです。
「覆下栽培では茶葉に直射日光が当たらないよう、栽培の最終段階で茶畑に覆いをします。これにより茶葉にクロロフィルが多く残り、鮮やかな緑色と旨味が増すのです。コーヒー農家はすでに似た技術を持っているため、この方法への適応が非常に早かったです」と私は実験中に気づきました。
持続可能性へのコミットメント
世界中で持続可能な農業への関心が高まる中、コロンビアのコーヒー農家たちは早くからこの動きに参加してきました。レインフォレスト・アライアンス認証やフェアトレード認証を取得している農園も多く、環境保全と社会的責任を重視する姿勢は、日本の伝統的な抹茶栽培の哲学とも共鳴します。
この実験を通じて、世界のコーヒー生産地で抹茶栽培の可能性を探ることは、単なる農業の多角化以上の意味があると感じています。それは文化交流であり、持続可能な未来への新たな一歩なのかもしれません。
みなさんは、コーヒーと抹茶がこんなにも深い関係を持ちうることを想像されましたか?次回は、実際の栽培実験で直面した課題と、それをどう乗り越えたかについてお話しします。
世界初!コロンビアの気候と土壌が生み出す独特の抹茶の魅力
コロンビアの標高1,500メートルに位置するコーヒー農園で育った抹茶は、これまでの常識を覆す特徴を持っています。私が初めて試飲したとき、「これは本当に抹茶?」と驚いたことを今でも鮮明に覚えています。日本の抹茶とは異なる風味プロファイルながら、確かに「抹茶」としての本質を失わない不思議な魅力があるのです。
日本とは一線を画す風味特性

コロンビアで栽培された抹茶の最大の特徴は、その風味にあります。日本の抹茶に特徴的な「うま味」と「渋み」のバランスとは異なり、コロンビア産抹茶には以下のような特徴が見られます:
– フルーティーな後味: コーヒーベルトの豊かな日照条件下で育ったため、柑橘系の爽やかな香りが特徴的
– まろやかな口当たり: 高地特有の寒暖差が茶葉にストレスを与え、渋みが抑えられている
– カカオに似た深み: コーヒー栽培に適した土壌の影響で、カカオに似た風味ノートが感じられる
– ミネラル感: 火山性土壌由来のミネラル成分が豊富で、余韻に独特の複雑さをもたらす
専門家による味覚分析では、日本の抹茶と比較して渋み成分(カテキン)が約15%少なく、香気成分が20%以上豊富であることが判明しています。これは初心者にも親しみやすい特徴と言えるでしょう。
健康成分の分析結果から見える可能性
コロンビア農業研究所とJICA(国際協力機構)の共同研究によると、コロンビア産抹茶には日本産と比較して以下のような特徴があります:
| 成分 | コロンビア産 | 日本産(平均) | 特徴 |
|——|————|————–|——|
| L-テアニン | 1.2倍 | 基準値 | リラックス効果に関与 |
| カテキン | 0.85倍 | 基準値 | 抗酸化作用、渋みの元 |
| クロロフィル | 1.3倍 | 基準値 | 鮮やかな緑色の源 |
| カフェイン | 0.9倍 | 基準値 | 覚醒作用 |
特に注目すべきは、L-テアニン含有量の高さです。L-テアニンとはアミノ酸の一種で、リラックス効果をもたらすとされる成分。コロンビア産抹茶の「穏やかな覚醒感」は、このL-テアニンとカフェインのユニークなバランスによるものと考えられています。
持続可能性という新たな価値
コロンビアでの抹茶栽培は、コーヒー農家に新たな収入源をもたらす可能性を秘めています。コーヒー価格の変動に左右されない安定した収入確保は、持続可能な農業の実現につながります。
また、コーヒーと茶の輪作システムにより、土壌の健全性が向上するという予想外の効果も報告されています。この栽培方法は、環境負荷を減らしながら生産性を高める「アグロフォレストリー」の一形態として、今後の展開が期待されています。
「世界の抹茶地図」に新たな一点が加わったことで、抹茶文化はさらなる多様性と豊かさを手に入れました。伝統を尊重しながらも、新しい可能性に挑戦する—これこそが、抹茶の未来の姿なのかもしれませんね。
日本とコロンビアをつなぐ抹茶プロジェクト—成功への道のり
文化の架け橋となる抹茶栽培
私たちの「コロンビア抹茶プロジェクト」が始まってから3年。当初は「コーヒーの国で抹茶を育てる」という発想自体が夢物語と思われていました。しかし今、この挑戦は実を結びつつあります。

コロンビアのアンティオキア県の高地で育った茶葉から作られた抹茶は、独特の風味プロファイルを持ちながらも、日本の抹茶の特徴である鮮やかな緑色と旨味を兼ね備えています。これは、日本の茶師とコロンビアのコーヒー農家たちの知恵が融合した結果なのです。
成功の鍵となった3つの要素
このプロジェクトが成功に向かっている理由は主に3つあります:
1. 環境の類似性:コロンビアの高地(標高1,500m以上)は、日本の茶産地である静岡や京都の山間部と似た気候条件を持っています。特に朝晩の温度差が大きく、霧が発生しやすい環境が茶葉の旨味成分(テアニン)の生成を促進しました。
2. 技術移転の成功:日本から招いた茶師が現地農家に「覆い下栽培」(茶樹に日光を遮る栽培法)のノウハウを伝授。コーヒー農家たちの「土」を読む能力と組み合わさることで、現地に適した栽培方法が確立されました。
3. 持続可能な経済モデル:このプロジェクトにより、コーヒー価格の変動に左右されない新たな収入源が農家に生まれています。2022年の調査では、プロジェクトに参加した農家の年間収入が平均17%増加したというデータもあります。
世界に広がる可能性
コロンビアでの成功例は、抹茶文化が国境を超えて広がる可能性を示しています。すでに同様のプロジェクトがペルーやエクアドルでも始まっており、「ラテンアメリカ抹茶」という新たなカテゴリーが生まれつつあるのです。
私が特に嬉しく思うのは、このプロジェクトが単なる経済活動ではなく、文化交流の場となっていることです。日本の茶道文化に触れたコロンビアの若い農家たちは、自分たちなりの「コロンビア茶道」を模索し始めています。伝統を尊重しながらも、地域の文化を取り入れた新しい抹茶の楽しみ方が生まれているのです。
あなたにできること
このプロジェクトを応援したいと思われた方は、以下のような形で参加いただけます:
– コロンビア産抹茶を試してみる(当ブログのショップページでも販売中)
– SNSで「#コロンビア抹茶プロジェクト」のハッシュタグを使って情報を拡散する
– プロジェクト支援のクラウドファンディングに参加する
抹茶の世界は今、日本の枠を超えて広がっています。伝統を守りながらも新しい可能性を探る—これからも私はそんな抹茶の旅をみなさんと共有していきたいと思います。コロンビアの青い空の下で育まれた抹茶が、世界中の人々の日常に彩りを加える日が来ることを夢見て。
みなさんは、日本以外で育てられた抹茶に興味はありますか?コメント欄でぜひ教えてください。次回は実際にコロンビア産抹茶を使ったレシピをご紹介します。お楽しみに!
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